VAPEは紙巻タバコや加熱式タバコから乗り換える人も増加し、VAPE自体もどんどん進化を続けています。 最近では、POD型VAPEと呼ばれるこれまでのVAPEとは異なる手軽で気軽に使えるタイプが人気を誇っています。 POD型VAPEとはどういったVAPEになるのか詳しく解説していきます。
1.POD型Vape(PODタイプ、ポッド型ベイプ)とは?
VAPEといえば、従来はBOX型と呼ばれるジッポのような形状のタイプが知られていました。 しかし、持ち運びに便利な軽量かつコンパクトなタイプの需要が高まり、PEN型のVAPEがサブ機として人気を誇るようになったのです。 そこから更に進化を遂げて、今話題になっている最新のVAPEがPOD型になります。 POD型VAPEは、『気軽に吸える、気軽に始められる電子タバコ』と言われており、これまでのVAPEになかった手軽さと便利さが実現されています。 そのため、VAPE初心者でも簡単に始めることができるだけではなく、上級者も持ち運び用として愛用する人が増加しているのです。 POD型VAPEの特徴としては、オールインワンのオートスイッチであるということから、使い方が非常に簡単であるという点です。 また、PODと呼ばれるリキッドが予め入ったカートリッジを交換するだけで使用できるので、従来のVAPEのような面倒なメンテナンスを省くことができます。 POD型VAPEのことを詳しく知るために、BOX型やPEN型のメリット・デメリットと比較してみましょう。
2.PEN型VAPEのメリット
PEN型VAPEは名前の通りペンのような形状をしたVAPEです。 コンパクトで軽いので、持ち運びに便利な点がメリットと言えます。 手の平に収まるサイズですし、胸ポケットくらいの小さいポケットにも入れて持ち運べるくらいのサイズなのです。 そのため、外出先に手軽に持ち運ぶことができるだけではなく、出先でもコンパクトだからこそスマートに使用することができます。
また、PEN型VAPEの場合は、難しい操作が比較的少なくなっています。 ボタン操作で作動させたり、パワー調整することができるようになっています。 そして、BOX型VAPEに比べると価格が比較的安いので、初心者でも試しやすいという点も魅力でしょう。
3.PEN型VAPEのデメリット
PEN型VAPEはコンパクトで運びやすいというメリットがある反面、持ち運ぶ際には液漏れの注意をしなくてはいけません。 リキッドを入れて使用するという点はBOX型VAPEと同様なので、機種によっては液漏れしやすいものもあれば、液漏れ防止機能が搭載されているものもあります。 また、持ち運んでいる際に落としてしまうようなことがあれば、液漏れだけではなくVAPE自体が破損してしまうようなケースもあるので注意してください。
そして、PEN型VAPEのデメリットは、メンテナンスをいろいろ自身で行わなくてはいけないという点もあります。 リキッドが無くなれば補充はもちろん必要ですし、外出先であればリキッド補充は面倒な作業になってしまうでしょう。 しかも、定期的な清掃も必要です。 アトマイザー部分は菌が繁殖しやすい部分ですので、まめに清掃しなくてはいけません。 清掃は苦手な人も多いですが、清潔を保つためにも必須です。
4.BOX型VAPEのメリット
BOX型VAPEはサイズが大きい分、機能性が非常に高いという点がメリットです。 電力や温度を自由に調整することができ、味わいやミスト量などを自分好みに作り出すことができます。 そのため、自分の求める吸い応えを搭載されている機能で調整し、足りないという場合には部品を組み替えてカスタムすることもできます。 こういったカスタマイズ性の高さは、VAPE上級者に支持されています。 PEN型VAPEでも最近はパワー選択などもできるデバイスがありますが、やはりBOX型VAPEの方が幅広い調整をすることが可能です。
また、BOX型VAPEはバッテリー容量が大きいことも魅力の1つです。 バッテリー容量が大きいことから充電がすぐに無くなるということもないので、頻繁に充電しなくてはいけないという手間がありません。 1~2日程度であれば充電せずに使用することができるので、外出先でも充電を心配することなく使用できるという点はメリットと言えるでしょう。 しかも、サイズが大きい分補充できるリキッド量も多くなっています。
5.BOX型VAPEのデメリット
BOX型VAPEの最大のデメリットは、やはり本体が大きいという点です。 その分多くの機能を搭載することができますし、カスタマイズの自由度が高いというメリットもありますが、やはり本体が大きければ使用できるシーンが限られてしまいます。 大きく重さもあるので、持ち運びには向いていません。 しかもサイズが大きいので主張が強いため、出先では周囲の目が気になって使用できないようなこともあるでしょう。
また、機能性の高さがメリットではあるものの、初心者にとっては使い方が難しいことが多くなっています。 電力や温度の調整やコイルの種類など、説明書を読んでいるだけではよくわからないものも多いでしょう。 自分にどういった吸い応えが合うのか、フレーバーが美味しく感じるのはどう調整したのかなど何度も使って調整していかなくては答えを見つけることは出来ません。 しかも、リキッド補充やコイル交換、清掃など面倒なメンテナンスもPEN型VAPEと同様に必要です。
6.POD型VAPEのメリット
最近話題になっているPOD型VAPEは、PEN型VAPEとBOX型VAPEのメリットが取り入れられているだけではなく、VAPEのデメリットとされていた部分なども解消されています。 POD型VAPEの6つのメリットを見ていきましょう。
メリット1:コンパクトで持ち運びに便利
POD型VAPEの本体は、非常に軽くてコンパクトになっています。 PEN型VAPEもコンパクトなデバイスですが、よりPOD型VAPEの方がコンパクトと言えるでしょう。 重さは20g前後ほどの軽量なものが大半なので、どこに持ち運ぶのにも非常に便利です。 ボールペンや紙巻タバコのように細長い本体となり、持ち運びの邪魔にもなりません。 しかも、スティックのようなシルエットだからこそ、出先で使用してもスマートな印象になります。 スタイリッシュにVAPEを楽しみたい人や、外に持ち運ぶ機会の多いサラリーマンなどにおすすめのデバイスなのです。
メリット2:使い方が簡単
ほとんどのPOD型VAPEはボタンなどがなく、オートスイッチタイプになっています。 吸引口から吸うことでセンサーが反応し、自動で電源が入る仕組みなっているのです。 そして、吸うだけでミストを吸引することができます。 PEN型やBOX型のVAPEの場合はボタンを何度か押したり、押しながら吸引するような仕組みになっている上に、パワー調整などを行うなど操作が難しいという声も多かったものです。 しかし、ボタン操作の面倒さがPOD型にはないので、VAPE初心者でも直感的に使用することができます。 そのため、誰でも簡単にVAPEを楽しむことができることがメリットになります。
メリット3:メンテナンスが一切不要
POD型VAPEの最大の魅力は、これまでのVAPEでは手間とされていたメンテナンスが一切必要ないという点です。 VAPEといえば、リキッドを補充やコイル交換、アトマイザーの清掃などメンテナンスを一定的に行う必要がありました。 初心者にとっては面倒な作業であり、上級者であっても外出先ではなるべくメンテナンスをしたくないと考えるものです。 メンテナンスをすれば手を汚してしまう可能性もあるので慣れた作業であっても、自宅での作業が中心になってしまいます。
しかし、POD型VAPEの場合は使い捨てのPODと呼ばれるカートリッジを交換するだけで使用することができます。 このPODはコイルとリキッドが一体化しているので、POD毎交換するからこそメンテナンスが必要ないのです。 このPODはメーカーにもよりますが、1個のPODで300~500吸引が可能なので頻繁に交換する必要もありません。 交換は本体に差し込むだけのワンタッチタイプが大半なので、交換作業も非常に簡単です。 もちろん手を汚すことはありませんし、常に清潔な状態を保つことができるのです。 口をつける部分だけ、ウェットティッシュ等で時折拭くようしましょう。
メリット4:美味しくて吸い応えがある
コンパクトで使い方が簡単なデバイスなので、味や吸い応えに不安を持つ人は多いかもしれません。 これまでのVAPEであれば、小さなデバイスはミスト量が少ないものも多かったからです。 しかし、POD型VAPEは多くのデバイスが比較的ミスト量も多く、味もしっかりと味わえるように作られています。 電力などを調整できない反面、調整しなくてもしっかりと吸い応えを感じることができるのです。 しかも、メーカーによっては爆煙タイプのものもあるので、より味わいの濃さや吸い応えを得られるものもあります。 手軽に吸えるのに、しっかりとした美味しい吸い応えをPOD型VAPEは実現しています。
メリット5:フレーバーの種類も豊富
VAPEの魅力といえば、紙巻タバコや加熱式タバコとは異なり、フレーバーの種類が豊富であるということです。 タバコ風味やメンソールだけではなく、フルーツフレーバーやドリンク系フレーバーなどさまざまなフレーバーが展開されています。 POD型の場合、デバイス専用のPODを使用しなくてはいけませんが、どのPOD型デバイスメーカーも数種類のフレーバーは展開しています。 メーカーによってはどんどん新しい種類のフレーバーが追加されているので、飽きることなくフレーバーを楽しむことができるでしょう。
また、紙巻タバコから乗り換えた人の場合、ニコチンがなければ吸い応えがないという人もいますが、メーカーによってはニコチン入りのPODも展開しています。 ただし、日本国内のショップではリキッド同様にニコチン入りPODは購入できないので、個人輸入にて購入する必要があります。
メリット6:低価格で始められる
基本的にVAPEは、紙巻タバコや加熱式タバコと比較するとコスパが非常に高いことが特徴です。 デバイスを購入するという初期費用は加熱式タバコに比べると価格は低いですし、タバコ葉を使用していないのでタバコ税の増税などに影響されることもありません。 そのため、もともとコスパは高いとされているVAPEですが、VAPEの中でもPOD型は最も低価格で始めることができるデバイスなのです。 本体は大半が2,000~3,000円ほどとなっており、カートリッジのついたスターターセットでも5,000円もしない商品がほとんどです。 交換カートリッジは500円以下ですし、コスパの高さはだんとつと言えるでしょう。 また、一度試してみてから決めたいという場合であれば、使い捨てタイプのPOD型VAPEもあります。 価格は1,000円前後で、300回前後の吸引をすることができ、使い捨てなのでPODが無くなればそのまま本体ごと捨てるという形式になります。 どちらにしてもVAPE初心者には負担なく始められる価格であり、サブ機としても買い求めやすい価格でしょう。
POD型VAPEのデメリット
POD型VAPEのメリットを見てきましたが、少ないながらも人によってはデメリットと感じられる部分があります。 POD型VAPEのデメリットとされる部分は、2点あります。
バッテリー容量が小さい
POD型VAPEはコンパクトで軽量な分、バッテリー自体のサイズもどうしても小さくなってしまいます。 そのため、バッテリー容量が少ないことがデメリットになります。 しかし、一度の充電で一日は使用することができますし、USBケーブルで充電することができるのでスマホの充電器やパソコン等で充電することが可能です。 また、機種によってはバッテリー容量を大きく作っているものもあるので、バッテリーに不安がある人はバッテリー容量の大きなデバイスを購入しましょう。
カスタマイズの自由度が低い
簡単で手軽に使用することができるデバイスだからこそ、自分好みに調整したり、部品を交換するような機能は搭載されていません。 その分、味や吸い応えは高められているものの、これまで自分好みにカスタムを楽しんでいた上級者にすると物足りなさがあるかもしれません。 また、交換式のPODは専用のPODから選ぶ必要があるので、フレーバーの種類は数種類になります。 リキッドを混ぜたり、さまざまなメーカーのリキッドを楽しむということはできない点はデメリットと言えるでしょう。 多くのフレーバーを楽しみたいという人は、フレーバーの種類が多いメーカーのPOD型VAPEを選びましょう。
VAPE形状のまとめ
POD型VAPEは、PODを交換するだけという手軽さが魅力です。 これまでのVAPEのような難しい操作や面倒なメンテナンスは必要ありませんし、初心者でも簡単に使いこなすことができます。 たくさんのメーカーが現在ではPOD型VAPEを展開しているので、自分に合ったPOD型VAPEを見つけてみてください。
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